バードランド対策
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『Birdland English Course』(カタカナ表記『バードランド』)は、上智大学言語教育研究センターの吉田研作先生が監修し、株式会社文英堂が出している教科書で、BECⅠ~BECⅤまでの5冊構成になっています。この教科書は中高一貫校の一部で使われている難易度の高い英語教科書であり、グローバル化時代に英語が使える人材の育成を目的に作成されています。
この教科書の特徴としてはまず、中学3年生までで高校の文法事項の基礎までを終えてしまうという先取り学習が挙げられます。更に、トータル5年間で高校3年までの内容が終えられるようになっていることも特徴と言えるでしょう。また文法ベースでありながら、読む、書く、聞く、話すという4技能の習得に配慮した多彩な言語活動をバランスよく配置し、音声、文法、語彙、解釈、表現、文化を総合的に学習できるようになっています。また掲載されている英文にはイチローなど親しみやすいものや日常的な生活環境の例が多く取り上げられていることも特徴と言えます。
バードランドには上記のような特徴があるため、この教科書の内容をきちんと理解・暗記できれば、日常生活や実社会で使うのに十分な英語力を養うことができます。 ところが実際には、教科書のボリュームが非常に大きい上に教科書の進度が早いため、この教科書を完全に理解して使いこなせているお子さんは、それほど多くはいないというのが現状です。また、この教科書はリスニングとスピーキングに重点が置かれているため、大学入試の出題形式の中心となる長文読解には十分に対応できていないということもあり、お子さんの多くは以下のような状況に陥っているケースが多いのです。
- 予習をしようとしても分からない単語が多すぎて単語の意味調べに時間がかかってしまい、本文の日本語訳の予習まで手が回らない。その状況でもし本文の日本語訳の予習までしようとすると膨大な時間がかかってしまい、他の科目を学習する時間が無くなってしまう。
- 自力で英文の日本語訳をしようとしても英文が難しいので訳せない。バードランドは単語の意味が分かっただけで訳せるほど甘くはないので、きちんと構文の知識を身につけないといつまで経っても訳せるようにはならない。
- 学校の授業中は先生の日本語訳や解説をノートに書き写すのに必死で、内容を理解するところまで手が回らない。
- 教科書ガイドが売っていないためガイドに頼ることができず、かといって授業中に完全に理解ができるほど簡単ではなく、また家庭学習時に自力で理解するのも困難なため、どうしても理解できない部分が残ったまま先へ進んでしまう。
- 教科書に出てくる単語の量が多すぎて覚えきれない。
- 大学受験で出題されやすい形式と教科書の形式がややかけ離れているため、大学受験対策がおろそかになってしまう。
- 文法や構文がよく分かっていない状態でテスト勉強をするので、テスト勉強はどうしても単語や本文の日本語訳の丸暗記にならざるを得なくなり、本文とは一部を変えた文についての問題や応用問題になるとほとんどお手上げ状態になってしまう。
- 中2で急に難易度レベルが上がり、中3では大学受験生レベルになるので、中2~中3でつまずいてしまう可能性が高い。
このように見ていきますと、バードランドは日常英語を身に付ける教科書としては優れた教科書ですが、反面十分に理解し活用することも難しい教科書と言えるでしょう。また教科書が大学受験の長文読解には十分に対応できていないので、大学受験を考えるとどうしても教科書以外の題材を並行して学習する必要が出てきます。ではどうすればバードランドを有効に理解・活用することができるようになるのでしょうか。そのためには効果的でかつ効率の良い予習・復習と、学校の授業中におさえておくべきポイントをしっかりとおさえるといったことがとても重要になってきます。そこで次に、バードランド対策の具体的な学習方法と家庭教師のアクセスがどのようにしてそれをサポートしていくのかということを説明していきたいと思います。
バードランド対策のポイントの一つ目として重要なことは、予習を行うこと、それも予習は何のために行うのかということを常に意識し、その目的に合った予習を行うことです。では予習の目的とは何でしょうか。それはずばり、「学校の授業を最大限に活かすために、授業に臨む前の時点で自分が何を分かっていて何が分からないかを見分けること」です。そして予習の段階で分からなかったことを学校の授業中に解消できるようにするべきなのです。このことを意識せずにただ漠然と予習をしていたり、予習の段階で完璧な理解を求めようとする学習をしても無駄や無理が多く、効果的な学習は出来ませんし、学校の授業も十分に活用できません。そのため、アクセスでは具体的に、以下のような予習の仕方に基づいて適切なサポートを行うことにより、最大限に効果のある予習を行わせています。
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授業用ノート作成
① まずは授業用ノート作りを行う。ノートは見開き左側ページの上3分の2に本文を書くかまたは本文のコピーを貼り、右側ページの上3分の2に日本語訳を書き(日本語訳の学習の仕方は以下の⑤番を参照)、左右両ページとも下3分の1には学校の授業中に教わった説明を書き込むようにする。単語・熟語は別に単語用ノートを用意してそこに記入する。(以下の④参照)本文には一文ごとに番号を振り、それに対応した日本語訳にも同じ番号を振っておく。
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文法の学習
次に文法の学習を行う。教科書の文法の説明をよく読み、その単元で出てくる文法を理解するようにする。それでも理解できないところには印をつけておく。
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構文の理解
文法の次には日本語訳を行う際に必要となる構文を理解するように努める。また主部・述部・目的語・補語・修飾語はどれかや修飾語はどこにかかるかなど文の構造がどうなっているかを読み取るようにする。構文や文の構造で理解できないところには印をつけておく。
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単語・熟語チェック
本文中に出てくる意味の解らない単語や熟語は授業用ノートの本文の該当箇所に印をつけ、更に単語・熟語ノートを別に用意しそこに記入する。今まで見たことのある単語でも今までに知っている意味と違う意味の使われ方をしている単語は記入し、意味も書いておく。授業中に単語や熟語の意味を先生が説明してくれる場合は、予習の段階で必ずしも意味調べまでは行わなくてもよい。
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和訳
次に日本語訳を授業用ノートに書いていくが、訳せないところは印をつけて空けておき、授業中に先生の説明を聞いて書き込むようにする。
バードランド対策のポイントの二つ目は、しっかりと授業の説明を聞き、予習の段階で分からなかったところを授業中に解消できるようにすると共に、後で復習をするときにスムーズに復習ができるように授業用ノートを補完することです。そのためには特に以下の二つの事を意識しながら授業に臨むことが大切です。
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復習で使えるノート作り
後で復習をするときに授業用ノートだけで疑問点すべてを理解できるような状態にするために、予習の段階で分からなくて印をつけたところは授業中に聞いた説明をノートに書き込むと共に、先生が重要と言っていた箇所には重要マークを付けたり、間違いやすい点や注意をすべき点には注意マークを付けるなど、効率の良い復習ができるようなノート作りに努める。
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予習内容のチェック
予習の段階で分かっているつもりだったところで間違いはなかったかをチェックすると共に、間違いがあった場合はきちんと修正しておき、なぜ間違えたのかが分かるようにしておく。
バードランド対策の重要なポイントの三つ目は、予習時および授業中に理解した内容を暗記・定着させるための復習をしっかりと行うことであり、これをしっかりと行うかどうかで定期テストの点数が大きく変わってくる可能性のある、最も重要なポイントと言えます。そのためアクセスでは予習の時と同様、以下のような復習の仕方に基づいて適切なサポートを行うことにより、最大限に効果のある復習を行わせています。
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文法の確認・暗記
教科書に出てくる文法項目や構文を再度確認し、文法や構文の規則を暗記する。予習の段階で理解できなかったところは授業中に補完した授業用ノートを使い理解した上で暗記をする。
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単語の暗記
予習開始時点で意味の解らなかった単語や熟語は単語・熟語ノートを用いて意味を暗記する。
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和訳の復習
自力で本文の日本語訳ができるかをチェックし、できなかったところや間違えたところは授業用ノートを活用して学習し、自力で訳せるようにする。
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リスニング
復習の時点でリスニングの練習を行う。リスニングでは、教科書準拠の音声CDを活用するのが有効である。授業で習った単元の音声は繰り返し聞き、正確にまねできるようにしておく。発音は正しく覚えることが重要であり、自己流の発音を覚えないように気をつける。発音は、カタカナではなく発音記号を読んで覚えるようにする。このときアクセントも合わせて覚えておく。また、リスニング力をつける有効な方法としては、ディクテーション(書き取り)もあるので、ディクテーションを活用するのも有効である。効果的なディクテーションを行うには、音声CDを使い一文ずつ聞いては書き取るということを行い、正しく書き取れているかをチェックする。間違えた場合は再度文を聞いて書き取りを行い、正しく書き取れるまで繰り返す。
バードランド対策の最後の仕上げに有効なのはテスト前の総復習と問題集による実戦問題練習です。いくら普段しっかりと勉強していても、一カ月以上前に学習したところは忘れてしまうところが出てくるのが普通です。テスト前には総復習を行い、そのような箇所を一つ一つ見つけては覚え直さなければなりません。また、ただ覚えるだけではなく、問題を解く練習をしないとテストでの解答力、得点力の強化につながりません。アクセスではテスト前の時期には以下のような学習を行うように指導することで、得点力を最大限に引き出すことに努めています。
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文法の点検
テスト期間が近づいてきたら、まずは授業用ノートの文法事項や構文をよく読み返し、文法事項や構文で忘れているものはないかを確認し、忘れていた場合は覚え直す。
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和訳の点検
もう一度授業用ノートを読み返し、日本語訳ができるかを確認する。できないものに関してはきちんと訳ができるように復習する。
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単語の点検
単語・熟語ノートをチェックして、単語・熟語の意味、綴り、発音、アクセントを覚えているかをチェックする。忘れていた場合は復習してきちんと覚える。
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問題演習
教科書準拠のワークブックや問題集が株式会社文英堂から出版されており、それらの教材を使い、問題を解いてみるのが有効である。この際間違えたところは必ず復習しておく。
バードランドは前述のようにリスニングやスピーキングに重点が置かれており、大学入試でよく出題される長文読解形式の対策がやや手薄になっているため、この教科書だけで大学入試対策を効果的に行うことはやや物足りない面があり、どうしても別の教材を併用して大学入試対策を行う必要が出てきます。そこで大学受験を考えている方に対しては、以下のような学習スタイルをお勧めします。
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予習の簡略化
上記のバードランド対策のうちまず予習の内容を必要最低限まで簡略化し、学習時間を大幅に短縮させ、余った分を大学受験対策に充てるようにする。
具体的には予習は授業用ノートに本文のコピーを見開き左側の上3分の2に貼り、本文全体に目を通し、意味の分からない単語や日本語に訳せない箇所は線を引くなどの印を付けるだけにする。 -
復習の簡略化
復習も可能な限り簡略化して学習時間を短縮し、余った時間を大学受験対策に充てるようにする。
具体的には授業で教わった項目のうち文法・構文・日本語訳を復習するだけにし、労力の大きい単語・熟語の学習は定期試験前の時期にまわす。 -
長文読解演習
論説文や評論文が多く載っている長文読解問題集を使い、長文読解練習を行う。
上記の1~4をきちんと実行していけばバードランド対策は非常に効果的なものになりますし、大学受験を目指すお子さんは上記の5を実行すれば有効に受験対策ができると思われますが、実際には限られた勉強時間の中でお子さんが自分の力で効率よく学習を進めるのは容易なことではありません。
そこでアクセスでは主に以下のような指導を行い、お子さんのバードランド対策を強力にサポートします。
- 文法事項で分からないこと、疑問に思うこと、授業中の説明を聞きそびれたところなどを納得いくまでわかりやすくきちんと教える。
- 日本語訳をする上で必要な文の構造や構文などで分からないところを教えると共に、文の構造の把握の仕方、分析の仕方を指導する。
- 授業中に聞き漏らした日本語訳を、訳し方も含めて丁寧に指導する。
- どこが特に重要なのかや、どこがどのように間違えやすいのか、どこに注意すればよいのかを的確に指摘する。
- 準拠教材で間違えたりわからなかった問題は解説だけにとどまらず、どのような知識があれば解けたのかや、どのように考えれば正解できたのかを適切に指示する。
- 大学受験を目指す生徒には、バードランドの学習の極限までの効率化・時間短縮法や効果的な大学受験対策のための学習法を伝授する。
- ⑦の大学受験対策学習で分からなかったところや疑問に思うところを納得のいくように解説する。
- 普段およびテスト前の学習状況をチェックし、問題があれば改善策を示し、更にそれをきちんと実行させるようにする。
もしお子さんがバードランドを使っていて有効に活用できていないと感じたり、お悩みの事がございましたらお気軽に家庭教師のアクセスまでご相談下さい。経験豊富なスタッフや講師が在籍している当会が必ずやお力になれるものと確信しております。
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もし現在、成績が思うように上がらず、日々の学習状況がしっかり確立できていないようでしたら、今後の定期テストや進級・進学に影響が出る前に、できるだけ早めにしっかりとした対策を行うことをお勧めします。
家庭教師のアクセスでは、バードランド採用校のカリキュラムをしっかり把握したうえで指導にあたることはもちろんのこと、学力・指導力・人間性にすぐれた家庭教師をご紹介することをお約束します。
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